カワード京美さん 寄稿

長年、アメリカと日本で子どもたちの成長を見てきました。

国は違っても、共通して感じることがあります。子どもは本来、ゆらぐ存在だということです。うまくいかない日、感情があふれる日、前に進めない日。それは異常ではなく、育ちのなかで必ず訪れる、大切な時間です。
でも今、そのゆらぎを受け止めるはずの大人たちが、限界に近いところで踏ん張っています。
孤独の中で子育てをする親。激務の中で子どもと向き合い続ける先生。「しっかりしなければ」というプレッシャーを抱えながら、自分自身のゆらぎには目を向けられずにいる。そんな大人の姿を、現場で何度も見てきました。
余裕がなければ、子どものゆらぎを受け止めることはできません。それは意志の問題ではなく、体の問題です。
伊澤院長との対話の中で、私はあることに気づきました。自律神経を整えるということは、単なる体のケアではない。それは余白を取り戻すことだと。
余白があるから、子どもの声が聞こえる。余白があるから、自分に戻れる。余白があるから、またそばにいられる。
「ゆらいでいい。戻ればいい。」
この言葉は、子育てにも、教育にも、そして自分自身にも通じる言葉だと思っています。ゆらぐことを許せる大人が、ゆらぐことを許せる子どもを育てていく。
自律神経のケアは、その入り口になると、私は信じています。

ワトナル鍼灸整骨院