70代 男性 全身の倦怠感、やる気がでない、ふらふらする

来院動機

来院当時、ご本人の倦怠感が強く自律神経の乱れかもしれないと、ご家族の方がインターネットでお調べになり来店されました。

以前はテニスや仕事仲間との飲み会にと、アクティブに過ごしていたものの、コロナ自粛をきっかけにそのような活動が無くなったとの事です。

コロナも落ち着いてきたために、旅行や飲み会に誘われるものの、気分がのらずやる気が出ない状態が続いている様で、自宅でも覇気がない事にご家族が心配されている様子とのことでした。

 

症状

全身の倦怠感、やる気がでない、ふらふらする

検査

◎ 自律神経検査

自律神経検査機を使い、タイプ別診断をしました。

この方の場合、自律神経エネルギー低下 タイプとなりました。

初回施術

倦怠感がひどく、血流が悪い状態が続いていましたので、まずは身体の基本的機能の回復を目標に、初回施術をしました。

 

まずは、基本的機能である呼吸を整えるために、呼吸筋へのアプローチ、骨格を整え神経ネットワークを働かせる治療を行いました。

 

帰りは、少し身体が軽くなったかも・・・ というくらいの反応でした。

2回目施術(初回から1週間)

初回時の翌朝、身体に痛みが出ていたとの事でした。

しかし、好転反応であるに違いないとご本人が信じていただき、ご家族の後押しもあり、通院を決意してくださいました。

施術は前回と同様に、呼吸筋、骨格へのアプローチをしました。

呼吸の浅さも見られていたので、腹式呼吸を意識していただき深い呼吸ができるように自宅でも実施するよう促しました。

10回目施術(初回から2ヶ月半)

睡眠が安定してきたとのことでした。

「朝スッキリ起きることができる日が増えた」とおっしゃっていました。

始めの頃より、顔色が良くなり、覇気がでてきているような印象を受けました。

24回目施術(初回から6ヶ月)

施術中、症状のことだけではなく、ご自身の趣味の話も嬉しそうにされていたので、少しずつ心の余裕が出てきた様子が伺えました。

また、テニスをやってみようかな?というようなお言葉がでたときは、

やりましょう!と気持ちよくお応えさせていただきました。

初めはケガをするかもしれないですが、慌てずにとお伝えしました。

 

現在

現在はメンテナンスプランに変更し、身体のパフォーマンスを維持するために、月に2回ほど通院されています。

 

考察

やる気が出ない事は、歳だから・・精神的なものや、性格だから・・・

と考えて諦めてしまう場合があります。しかし、過去にアクティブに動いていたイメージが残っている場合は、諦めてはいけないと思っています。ただ単に、自律神経エネルギーが低下しているだけかもしれません。

適切な刺激を繰り返す事で、脳の活動とともに、心身活動が戻ってきます。

この方の場合は、ご家族のご意見を受け入れていただいたこと、

そして、ご自身をもう一度信じてみようと、奮い立ってくださったこと

があったから、このような結果になったと感じています。

ワトナル鍼灸整骨院