50代 男性 耳鳴り、耳周辺の痺れ

症状

来院当時は常に耳からキーンと音が鳴っている状態で、周りが賑やかだと音が気にならないが静かな場所だと気になって仕方がない様子でした。

体が硬く、血の巡りが滞っているせいか左耳の周りが軽く痺れていました。

 

昔は耳鳴りまでは出ておらず、疲れた時は、マッサージをしに行く程度で体をほぐしてもらっていたが年齢を重ねるにつれて体の状態が戻らなくなり、耳鳴りまで出てきてひどい時は耳の痺れが出るほどになったそうです。

お仕事は配管の作業をされており、重量のある機材を上げ下げしながらの作業のため体に対する負担は大きかったようです。

検査

◎姿勢分析

後ろ姿は左肩が右肩と比べた時、少し上がっていました。

仰向けでベッドに寝てもらうと、左肩が右肩よりも内側に入っていました。

呼吸は浅く、眠りもひどい時は2〜3時間に1回は起きてしまうほど緊張状態があり、回復する力が弱まってるように感じました。

初回施術

肩が常に張っている状態で重だるさを感じるとのことだったので、血行をよくし筋肉を緩めるための指圧を行いました。

首や肩、腕、腰にかけて筋肉を緩め、骨格を調整して呼吸がしやすくなるようにバランスを整えました。

施術後は、耳鳴りの変化は見られませんでしたが、耳周りの痺れは少し和らいだとのことでした。

今まで身体にかかっていた負担が症状に影響していることを伝え、筋肉の状態を良くし、血の巡りを良くすること、骨格を整えることで変化は出るか見させてもらえるように促しました。

2回目施術(初回から1週間)

施術後、3日間くらいは身体が軽い感じで痺れは出ていないとのことでした。耳鳴りの変化はあまりないものの、過ごしていて音の変化を感じ、続けてみようかなと思ってくれたそうです。

施術は前回と同じものを行い、身体としては首周りの筋肉が始めの時と比べて緩みが出てきた様子でした。

6回目施術

施術中、「耳周りの痺れは感じなくなった。音はまだ聞こえるけど、小さくなってきてるよ。」と変化を感じてくれました。

今月は仕事が忙しく、耳の調子はいい方向に向かっていましたが、身体のダルさが酷いとのことでした。この状態が続くと耳にも影響するのではないかと不安な気持ちを抱かれていたので、全身の指圧を行い筋肉を緩め、血液循環を促す施術を行いました。

施術後は「仕事が忙しくなってきてて体が前みたいにならないか不安だったけど伝えてよかった。」と胸のうちを話してくださいました。

15回目施術

耳鳴りは継続中だけど音は大分小さくなったとのことです。

ただ、1回も起きずに朝まで眠ることができたとのことで、不安なども少しは和らいできた印象を受けました。

自宅では身体のことを考えて腸内環境を良くするため発酵食品を積極的に摂るように心がけているそうです。

初診時より健康意識が高まっているように感じました。

考察

「身体が動くうちはなんとかなる」と頑張りすぎてしまう患者様でしたので、年齢を重ねるにつれて今まで溜め込んできてしまったものが耳の症状として出てきたのではないかと思います。

身体を触ると耳だけではなく、全身の筋肉が固かったです。

長年、身体を酷使されてきたのだと初診時に感じました。

今回、ご自身の身体の悲鳴に耳を傾け、「自分を大切にする」ことに向き合っていただき、徐々に生活習慣の変化も見られてきました。