５０代　管理職　男性　ストレスによる自律神経の乱れによる頭痛・首コリ・不眠・息苦しさ

＊お客様：男性 ５０代、管理職

＊今回の症状 ： 頭痛・不眠・息苦しさ

当院にご来院された時は、頭痛と首コリが主訴でした。詳しくお話を聞いていくと、不眠や息苦しさ、精神的不安定な状態もあるとのことでした。

40代から管理職に抜擢され、嬉しさと同時にプレッシャーも感じていたそうです。はじめの1年ほどは体に問題なかったそうです。しかし、2年目以降に少しずつ体に異常が出てきたそうです。はじめは、年齢的なものだろうと思っていたそうですが、強い倦怠感が出る事もあり、仕事に支障がでてきたり、時に強い不安を感じる事もあったことから、精神科にも行ったこともあったようです。

あらゆる病院にいったそうで、痛み止め薬を飲んでいる時は頭痛が収まっていたそうですが、ある時から薬が効かないような時が出てきたり、薬を飲み続ける事が不安になり、違うアプローチを求め当院へ来院されたそうです。

脾系・胆経ラインにトリガーポイントが点在していました。

呼吸が早く、常に体に力が入っている状態でした。

また、日頃から痛み止めを飲んでいたため、胃やその他の臓器に負担がかかっていました。

これらの事からわかるのは、ストレスをため込んでいて、自律神経が乱れているという事です。

とにかく頭痛を良くしたいというお求めが強かったのですが、原因をしっかり話させていただいたうえで、呼吸を整える整体施術をいたしました。

筋肉骨格…呼吸に関連する筋肉と、骨格の調整、頸部のポイントに鍼施術

また、オキシトシンホルモンを促す指圧で体を整えました。

初回の施術終了後には、首の動きが良くなった事に驚かれていました。痛み止めを飲んでいたので、正直頭痛はまだわからないという反応でした。

２回目の施術は初回の施術から3日後に行いました。

初回の施術日の夜から今までと違い、眠りが深くなったように感じたそうです。翌朝、頭痛の方は少し弱まったように感じたが、仕事があるため薬を飲んだとの事です。しかし少し良かった症状が、3日には戻ってきてしまったと訴えていました。

今回は前回の施術と同様に施術しました。
お話を聞いていくと、2日前に強いストレスが仕事でかかったようで、その影響で体が戻ってしまったように感じただけとお伝えし、実際の検査では初回より体の動きが良くなっていることをお伝えしました。

施術後、「もう少し続けてみる」というご意見をいただけました。一方で、まだ半信半疑を持たれているようにも感じました。

5回目の施術時、「ストレスと体って関係あるの？」という質問をしてくれました。「なんでそう思われるのですか？」と聞くと、「ストレスを感じたとき、この部分が痛くなるんだよ」とおっしゃいました。

この部分は非常に重要な事なので、【からだとこころ】についてしっかり説明させていただき、環境は変えられない事、だからこそ順応できる体にしていくことを再確認させていただきました。

施術内容は同様

10回目あたりから、頭痛薬を飲まないのが不安な状態があったのですが、16回目には薬を飲まなくても平気になったとの事でした。首のコリも軽減していて、不眠、息苦しさは解消されました。

症状改善後も、メンテナンスとして通われています。期末の時期などに負担が強くなるそうで、その時期は頻度を上げて通われています。

まじめで、何事にも追及していくようなAさんは、責任感により自己の感情を抑圧し、自身の身体を痛めつけていたように感じました。しかし、施術を通じて体と心の関係を理解しようと努力してくださりました。その結果、わりと早い段階で症状の改善が出てきました。不眠が取れてくると同時に、回復のスピードがあがりました。

会社を支える管理職の方こそ、体に向き合ってパフォーマンスをキープしてほしいと感じます。

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